■会者定離(えしゃじょうり)
└会う者はかならず、離れる。人の世の無常をいう言葉。
■越鳥南枝(えっちょうなんし)
└南から来た越の国の鳥は少しでも故郷に近い南側の枝に巣を作るように、鳥でも故郷を忘れがたいというたとえ。
■越畔之思(えつぱんのおもい)
└自分の責務を守って他人の領分を侵さないように慎む心構え。
■得手勝手(えてかって)
└わがままなこと。他人の気持ちや立場を尊重しないで、自分だけに都合のいいように行動すること。
■烏帽子親(えぼしおや)
└武家の男子の元服の祝儀で、親に代わって烏帽子をかぶらせ、烏帽子名をつける有力者。
■蜿蜿長蛇(えんえんちょうだ)
└行列などが、長い大きな蛇のように、うねりながら一列に続いているさま。
■煙霞痼疾(えんかこしつ)
└自然の風景を愛する心が非常に強いこと。美しい風景を愛するのが病みつきになっているさま。転じて、旅行好き、隠居の意に用いる。
■燕雁代飛(えんがんだいひ)
└春、燕が来る時雁は去り、雁が再び渡ってくる秋には燕が飛び去っていく。
■燕頷投筆(えんがんとうひつ)
└文筆を捨てて武事につくことのたとえ。
■延頸鶴望(えんけいかくぼう)
└首を鶴のように長く伸ばして相手を待ち望むさま。切実に待望する気持ち。今か今かと待つ。