殺菌・消毒剤
アクリノール
黄色の色素。これがイオン化して細菌の呼吸を阻害し、特に、化膿菌に対して殺菌作用をあらわすといわれる。局所刺激作用がほとんどなく、皮膚にしみる感じがないので損傷皮膚に使用できるとされている。
クロルヘキシジン
幅広い殺菌作用があるとされるが、ショック症状を起こすこともあるので注意を要する。
塩化ベンザルコニウム
塩化ベンゼトニウム
菌体の細胞内のたんぱく質に影響を与えることで殺菌作用をあらわすといわれる。長時間使用すると肌あれを起こすこともある。
エタノール
組織などへの浸透性がよく、細菌の細胞膜を透過し、細胞内のたんぱく質を変性、凝固させることで殺菌作用をあらわすといわれる。効果は持続性が弱い。繰り返し頻繁に使うと手荒れを起こすこともある。
フェノール
たんぱく質を変性、凝固させることによって殺菌・消毒作用を示すといわれる。毒性が強いので長期・大量に使用しないこと。
ポピドンヨード
ヨウ素
ヨウ化カリウム
ヨウ素の酸化力により、幅広い殺菌作用を示すといわれる。ときに、かゆみ、熱感、発疹がでることもある。
マーキュロクロム
水銀を含有し、水銀イオンがたんぱく質と結合し、菌の働きを抑えるといわれている。水銀アレルギーの方は注意が必要。
オキシドール
過酸化水素を含有し、これが分解するときに酸素を出す。傷口に塗ったときに出る酸素の泡立ちにより皮膚の殺菌洗浄作用を示すといわれるが、低濃度、短時間での殺菌作用は弱い。高濃度、高温では強いとされている。
塩酸ナファゾリン
鼻点鼻薬として鼻腔内の腫れによる鼻詰まりの解消、点眼薬として結膜(白目部分)の充血の抑制、傷薬として止血、などの効果がある。
しかし身体依存性が高く、多用すると逆効果にもなる。
アラントイン
傷んだ組織を取り除くとともに、新しい組織への回復力を高める。
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